金の大相場が動き出したかも
2024-08-20 by 内田裕之
こんにちは。
投資で老後資産づくりに励むうっちゃんです。
私はここ数年、金(ゴールド)を強く勧めています。
(参考:金(ゴールド)投資の魅力を新発見!非常識な資産形成)
投資の分析手法として、金価格をマネーサプライM2で割った指数を見ているのですが、実はおもしろいことになっているので解説します。
この記事は内容に広告・プロモーションを含みます。
金の大相場が動き出したかも
最近は政府が投資を推し進めていることもあり、新NISAが話題になっていますね。
でも、私は株式投資には全く目を向けず、せっせと金を買っています。
詳しい理由はこちらの記事をご参照。
(参考:株式相場は大バブルといわれるのはなぜ?)
ここ数年の金の値上がりはすごくて、2021年は金貨1枚25万円で買えたのに、今は42万円します。
でも、これから5年〜10年は金の大相場が来るかもしれないと期待しています。
マネーサプライM2に対する割安度
私がそう思う理由は、米国のマネーサプライM2に対する割安度合いにあります。
マネーサプライとは通貨供給量です。
金は無国籍通貨とも呼ばれ、ドル安になるほど金は値上がりする関係があります。
ざっくりいえば、米ドルを大量に発行して価値が下がれば、供給量の限られる金は相対的に値上がりするという考え方です。
詳しい解説記事はこちら。
(参考:金(ゴールド)投資の魅力を新発見!非常識な資産形成)
さて、なぜ大相場がくるかもしれないと考えているのは、こちらのグラフが理由です。
移動平均線を見ると、長期線を短期線が下から上へ抜けており、いわゆるゴールデンクロスが形成されています。
つまり、これから金が大きく値上がりする可能性がチャートからわかったということ!
今後5年〜10年かけて、どのように金価格が動くか要注目です。
ちなみに日本円だと、金が値上がりする恩恵を受けにくいかもしれません。
トランプが米国大統領に返り咲けば、円高に振れる可能性が高いからです。
マネーストックの比率から見ても今は過度な円安なので、これは残念。
(参考:米ドル円はかなり割安水準にある)
分析に使ったPythonコード
上図はプログラミング言語Pythonで分析しました。
コードを記載します。
#ライブラリをインポート
from pandas_datareader import data
import yfinance as yf
import pandas as pd
from pylab import mpl, plt
import numpy as np
import datetime
plt.style.use('ggplot')
mpl.rcParams['font.family'] = 'serif'
%matplotlib inline
#データの期間
start = '2000-01-01'
end = datetime.date.today()
#Yahoo!Financeからデータ取得
def yahoo(symbol,start,end):
df = yf.download(symbol, start, end)
date = df.index
price = df['Close']
return date, price
#FREDからデータ取得
def fred(symbol,start,end):
df = data.FredReader(symbol, start, end)
date = df.read().index
value = df.read()[symbol]
return date, value
#gold
gold_date, gold_price = yahoo('GC=F', start, end)
#money supply M2
m2_date, m2_price = fred('M2NS', start, end)
merge_df = pd.DataFrame()
merge_df['gold'] = gold_price
merge_df['m2'] = m2_price
merge_df.dropna(inplace=True)
#goldをM2で割った指標を作成
merge_df['ratio'] = merge_df['gold'] / merge_df['m2']
merge_df.dropna(inplace=True)
#移動平均を計算
merge_df['SMA1'] = merge_df['ratio'].rolling(window=12).mean()
merge_df['SMA2'] = merge_df['ratio'].rolling(window=24).mean()
merge_df['SMA3'] = merge_df['ratio'].rolling(window=60).mean()
#グラフに使用するデータ
date = merge_df.index
ratio = merge_df['ratio']
ratio_sma1 = merge_df['SMA1']
ratio_sma2 = merge_df['SMA2']
ratio_sma3 = merge_df['SMA3']
#グラフの表示と保存
plt.figure(figsize=(20, 10))
plt.plot(date, ratio, lw=2,label = 'Gold to M2', color='g')
plt.plot(date, ratio_sma1, lw=2, label = 'SMA12', color='b')
plt.plot(date, ratio_sma2, lw=2, label = 'SMA24', color='r')
plt.plot(date, ratio_sma3, lw=2, label = 'SMA60', color='y')
plt.legend(loc=2, fontsize=18)
plt.xlabel('year', fontsize=18)
plt.ylabel('Gold to M2 ratio', fontsize=18)
plt.tick_params(labelsize=18)
plt.savefig("GoldtoM2_ratio20240817.png")
シンボルを変えればいろんな指数をつくり独自の分析ができます。
まとめ
今回はこれから5年〜10年は金の大相場が来るかもしれないと考えている理由を紹介しました。
個人的には株式よりも、金やビットコインがおすすめです。
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