親世代の常識は疑え!確定拠出年金について解説します
2024-07-17 by 内田裕之
こんにちは。
投資で老後資産づくりに励むうっちゃんです。
2019年に老後2000万円問題が話題になりました。
いきなり老後の生活費のためにお金を作れと言われて、困惑している人も多いでしょう。
また、確定拠出年金も同じく話題になりました。
そこで今回は、老後資金づく里に役立つ確定拠出年金について解説します。
この記事は内容に広告・プロモーションを含みます。
確定拠出年金は老後資金をつくる制度
今回はガル子さんとボイ男くんの家庭でお話します。
ガル子さんは父のおじいに電話して、今と昔は時代が違うことを知りました。
(参考:資産運用が必要な理由は?)
ガル子さんは専業主婦なので、老後資金にはボイ男くんの退職金が頼りです。
ガル子「いままでお金の話をしたことなかったなあ。家計は任されているけど、退職金はボイ男くんの会社からもらうものだし。。」
ボイ男くんはソファーに寝転んでテレビを見ています。
ガル子「でも、やっぱり聞いておかないといけないよね。老後は2人で暮らすんだもん。」
ガル子さんはボイ男くんに退職金のことを聞きました。
ガル子「ねえ、退職金ってどういうふうになっているの?老後2000万円問題のこともあるし、知っておきたいんだけど。」
ボイ男「退職金?入社のときに説明を受けたけど、あんまり知らないなあ。たしか、確定拠出年金を使っているとか言ってたよ。」
ガル子さんはボイ男くんが頼りにならないことにガックリしました。
落ち込んでいてもしょうがないので、ガル子さんは確定拠出年金について調べました。
- 確定拠出年金では会社が毎月お金を出す。
- 従業員がそのお金を運用する。
- そのお金は60歳以降に引き出せる。
- 節税効果がある
ガル子「会社は先にお金を出すから、あとは自分で運用しなさいって制度ね。そうなると、運用方法が大事になるわね。」
確定拠出年金はお金をどのように運用するかで、将来受け取れるお金が変化します。
運用方法にはいくつかあります。
- 元本保証型商品を買う(定期預金、生命保険など)
- 投資信託を買う(国内外の債券、株式など)
- バランス型商品を買う(国内外の債券や株式の割合を決めた商品)
ガル子さんは父のおじいが株式に長期投資をしていたらお金が増えていたことを思い出しました。
(参考:短期で資産運用をやめて大損した話)
ガル子「ボイ男くんはどうしてるんだろう?」
ガル子さんはひとまず現状を確認しました。
ガル子「ねえ、ボイ男くん。確定拠出年金はどうやって運用しているの?」
ボイ男「よくわからないから、定期預金100%で運用しているよ。」
ガル子「えー!」
ガル子さんは株式に投資していた場合のリターンをスマホで計算しました。
2000年から2021年にかけてアメリカの株式に投資した場合、お金は下図の青線のようになります。
これは、毎日1ドル(月20ドル=約2万円、1ドル=100円換算)を投資した場合のグラフです。
黒の点線が支払ったお金です。
最終的に支払ったお金は5299ドル(約53万円)に対し、投資したお金は14000ドル(約140万円)にもなっています。
ボイ男くんはわからないと言って放置し、お金を増やすチャンスを逃していたのです。
ガル子「投資先変えるから、スマホ貸してよ!」
ボイ男「え、なんか怒ってる?」
ガル子さんはボイ男くんからスマホを受け取り、一所懸命にやり方を調べて投資先を変えたのでした。
確定拠出年金は知らないと将来損してる
今回は確定拠出年金について紹介しました。
確定拠出年金の運用方針について述べると、株式100%でOKです。
なぜなら、株式は約10年周期で暴落しますが、それでも値上がりが期待できるからです。
グラフで示したように、長い時間をかけるほどお金は増えていきます。
利益が大きければ、暴落が起きても赤字にはならないので心理的な負荷が小さくなります。
60歳までお金を引き出せない特徴を最大限活かすために、株式100%で運用しましょう。
この記事が面白いと思ったらTwitterやブログで紹介していただけますと嬉しいです。