親世代の常識は疑え!資産運用は将来を守る方法です
2024-07-12 by 内田裕之
こんにちは。
投資で老後資産づくりに励むうっちゃんです。
2019年に老後2000万円問題が話題になってから、不安を感じている方も多いでしょう。
一方で、資産運用を始めようにも、「株式投資は損するぞ!」と親からいわれた方も多いと思います。
そこで、今回は投資は本当に損するものなのかお話します。
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やり方を間違えると大損するのが株式投資
今回はガル子さんとボイ男くんの家庭で説明します。
ガル子さんは家計を任されており、月に数万円をコツコツ貯蓄しています。
貯蓄は600万円ほどあり、直近5年間の生活には不安を感じていません。
ガル子「でも、子どもは中学生だし、教育資金がもっと必要よね。それに、ボイ男くんとの老後生活を考えると、お金が足りるか心配だなあ。」
ボイ男くんは家計に関心がないようで、毎年ゴルフクラブを買いたいと言ってきます。
ボイ男「誕生日だからゴルフクラブ買ってよ〜。」
ガル子「こっちの気も知らないでのんきね!にやしたろか!」
ボイ男「え!?なんかごめん。。」
ニュースや本で調べると、老後資産を作るには資産運用が必要だと知りました。
しかし、資産運用には投資が必要だと知りましたが、ガル子さんもボイ男くんも投資をしたことがありません。
そこで、ガル子さんは父のおじいに相談しました。
ガル子「おじい、投資ってしたことある?老後資産を作るために資産運用したいんよ。」
ジイ「・・・。ガル子、近くにおばあはおらんか?」
ガル子「え?おばあはおらんよ?どしたん?」
ジイ「おらんならいい。ガル子、投資はやめとかんけん。損するぞな。」
おじいは急に怖い顔をして言いました。
ガル子「おじい、どしたん?」
ジイ「わしはサラリーマンを45年間勤めとった。2008年に退職し、退職金として2000万円を受け取ったんぞ。」
ガル子「えー!すごい大きいね!そしたら老後も安心じゃん♫」
ジイ「ほじゃけんど、株式投資で半分のーなったんぞ。」
ガル子「え、えー!!なにしたん!?」
ジイ「銀行で応接間に案内されてな、退職金で投資をしたらお金を増やせると支店長から強く勧められたんよ。退職金の他に貯蓄もあったし、最近は株価も右肩上がりでいいと思った。それで、2000万円を投資したぞな。」
もともとギャンブル好きなおじいは一括投資で望んだそうです。
しかし、その後に株価は一気に暴落し、おじいはお金がなくなる恐怖に耐えられませんでした。
そして、1000万円になったところで売却してしまいました。
ジイ「ほじゃけん、真面目に働いてコツコツ貯蓄するのが正しい生き方ぞ。」
ガル子さんは投資で大儲けを企んで大損したおじいを見ながら、そうやねとつぶやきました。
バア「あんた、そんなことしとったん。」
ガル子「!」
ジイ「!」
なんということでしょう。
おじいの後ろからおばあが現れたではありませんか。
バア「あんた、1000万円も溶かしたん!えかげんなことしてから!にやしたろか!」
ジイ「ガ、ガル子、助け・・・」
ガル子さんは素早く立ち上がり、そそくさと実家を出て、家に帰りました。
長期投資なら誰でもお金を増やせる
ガル子さんは家に帰り、ボイ男くんに実家での話をしました。
ボイ男「へー、おじいさんも大変だったね。投資って、やっぱり怖いんやね〜。」
そういいながらボイ男くんはスマホでニュースをチェックし始めました。
ガル子「だからね、どうやったら老後のためにお金を増やせるのかわからなくて。。」
ボイ男「うーん、難しいねえ。あ!アメリカの株価が最高値更新だってニュース出てるよ。」
ガル子さんはすぐにスマホを取り出し、ニュースをチェックしました。
たしかにアメリカの株価が最高値を更新したと出ています。
ガル子「株は損するものじゃなかったの・・・?」
ガル子さんはすぐに電卓を取り出し、直近20年間の株価をチェックしてリターンを計算しました。
おじいが投資したのは2008年の1年だけです。
たしかに株価は大きく下がりましたが、それ以降は右肩上がりではありませんか。
2000年を基準にすると、2020年には2.5倍になっています。
ガル子「たしかにおじいはお金を失ったけど、長期で投資していたら増えていたんじゃ・・。」
衝撃の事実を知ったガル子さんは資産運用を始める決意をしたのでした。
初心者の一括投資はさけるべき
今回のケースは何が問題だったのでしょう?
わたしは2つ問題があると思います。
1つは、おじいが突然クワドラントを変えたことです。
クワドラントとは、働き方・稼ぎ方によって人を分類したものです。
(参考:人の働き方を分類したクワドラントとは)
おじいはサラリーマン(従業員)を45年間勤めていました。
しかし、退職した直後に投資家に移ろうとしました。
クワドラントごとに働き方・稼ぎ方が全く異なりますので、飛び込むとたいてい大失敗します。
飛び込んで成功するのは天才とライトノベルの主人公です。
相当の準備をしてからでないと別のクワドラントで成功できません。
もう1つは、お金を失う恐怖に耐えられなかったことです。
2000万円を一括投資したため、損失が大きくなることに耐えられなかったのでしょう。
投資初心者が取るべき戦略は、少額の積立投資です。
一括投資(青)と積立投資(緑)のリターンをグラフで比較します。
最終的なリターンはほぼ同じですが、下落幅が抑えられており、さらに回復局面で大きく上昇しています。
下落幅が抑えられるので、心理的にも長期投資を続けやすいでしょう。
資産運用といっても、適切な商品を選んでお金を入れるだけです。
これだけで将来の生活を守れるのですから、一度資産運用を考えてみませんか?
まとめ
今回は投資は本当に損するものなのか話しました。
- 一発大成功を狙って大金を一度に投入すると失敗しやすい。
- コツコツつみたて投資で着実に資産を増やしていこう。
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