がん保険は不要?がん保険の必要性を考えた話
2024-07-26 by 内田裕之
こんにちは。
以前、保険代理店に勤めていたうっちゃんです。
生命保険って種類も多いし、必要かどうかも分からないですよね。
特に悩ましいのががん保険ではないでしょうか。
今回はがん保険は不要である理由を説明します。
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がん保険は不要なの?
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がん保険のパンフレットには「2人に1人はがんになる」とよく書いてあり、不安な気持ちになりますよね。
でも、がんになるリスクって本当に大きいのでしょうか?
統計情報をもとに調べてみましょう。
(参考:保険に入る前に知っておくこと)
若年層のがんになる確率および死亡率は低い
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まず、がんになる確率を見ます。
2017年にがんになった人の割合を年齢別にグラフ化しました。
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(出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」(全国がん登録))
年齢が上がるにつれてがんになる人の割合は高くなりますが、20代は0.04%程度です。
次に、日本人のうちがんで死亡した人の割合を年齢別に見てみます。
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(出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」(全国がん登録))
年齢が高くなるつれてがんで死ぬ人の割合が高くなりますが、80歳までは1%未満です。
したがって、がんになる確率と死ぬ確率は今後数十年は低いと考えています。
ちなみにがんになった場合の生存率などは、がん情報サービスで統計データが公開されています。
(参考:がん情報サービス、最新がん統計)
がん保険は不要
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次にガンになった場合の被害の大きさです。
ここでは治療のために入院したとします。
年齢別の平均入院日数をグラフ化しました。
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あくまで平均ですが、25日に満たないことから、1ヶ月程度で退院できると考えられます。
ここで、お金の計算をします。
がんになったとき、がん保険から入院1日あたり1万円および5千円を受け取るコースを考えます。
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(出典:アフラック、生きるためのがん保険、シミュレーション)
同一月以内であれば高額療養費が使えるので、わたしの自己負担は57,600円で済みます。
(参考:高額療養費とは?)
自己負担額と保険料の支払総額を比較すると下図になります。
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図の赤い線は高額療養費の自己負担上限額です。
保険会社に支払う保険料の総額が2年程度で高額療養費の自己負担額を上回ることがわかります。
25歳でがんになる人の割合が0.04%程度であることを考えると、99.96%の確率で損するといえます。
仮に1ヶ月程度の入院であれば貯金からお金を出せば問題ないでしょう。
このような理由でわたしはがん保険に入っていません。
死亡リスクに備えるなら死亡保険のほうがいい
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ただ、かなり低い確率であっても可能性はあります。
少し話が変わりますが、死亡原因ってがん以外にもたくさんあります。
各年齢の死亡原因を調べたことはありますか?
実は20〜39歳ではがんよりも自殺のほうが順位が上に来ています。
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(出典:平成30年(2018)人口動態統計月報年計(概数)の概況)
それに高齢になると心疾患や脳血管疾患など、がん以外の病気も死因になっています。
自分がいつ、なにで亡くなるかわからないので
死亡リスクに備えるなら、がん保険よりも死亡保険がいいです。
まとめ
今回は以下の理由からわたしががん保険に入っていない理由を説明しました。
- 若者はがんになる可能性が低いこと
- 仮にがんで入院しても貯金からお金を出せば済むだろう
まずは貯金して、リスクに備えることが大事です。
貯金がなければ、家族に頼るか、お金が貯まるまで保険でカバーすることを考えます。
保険は最後の手段として考えましょう!
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