債券ってなに?桃太郎を舞台に解説します
2024-07-15 by 内田裕之
こんにちは。
投資で老後資産づくりに励むうっちゃんです。
資産運用を学んでいれば、分散投資が重要であることは耳にしたことがあるかと思います。
銀行や証券会社のパンフレットを見ると、分散投資の例がよく書かれています。
しかし、いきなり債券と言われても、よくわからないという方も多いと思います。
そこで今回は、債券について説明します。
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債券とはお金を貸し付けること
今回は桃太郎を舞台に説明します。
桃太郎はきびだんごを使って犬や猿、キジを仲間にして、鬼ヶ島へ襲撃しました。
キジ「ヒャッハー!桃太郎さん、やっちまいましょう!」
きびだんごをもらっただけで鬼ヶ島への襲撃に参加するとは、まるで異常でした。
そこに着目したのが、おばあでした。
バア「きびだんごを食べたら、言うことを聞くようになる・・?これは儲かる商品になるぞ!」
おばあはきびだんごを工場生産し、販売することにしました。
バア「大好きなあの子に気持ちが届く!魔法のきびだんごだよ。」
きびだんごは飛ぶように売れ、おばあはきびだんごをもっと作りたいと考えました。
バア「でも、工場を作るにはお金が必要だなあ。どうにかしてお金を作らないと。」
おばあがお金を得るには2つの方法がありました。
今回、おばあは債券を使って投資家からお金を得ることにしました。
おばあはきびだんごの工場を増やし、さらに販売しました。
バア「きびだんごが飛ぶように売れる!これは黄金のきびだんごやな!」
おばあの会社は非常に業績がよく、安定しているので、債券はかなり人気になりました。
債券の価格が上がると利回りは低下する
おばあの会社が発行した債券は非常に人気でした。
さる「おばあ!きびだんごもいいけど、債券もちょうだいよ。」
バア「投資家から買うんだね。うちは持ってないよ。」
債券は人気が高まると価格が上昇します。
満期に返ってくるお金は決まっているので、債券の価格が上昇すると満期に返ってくるお金との差が小さくなります。
つまり価格が上昇すれば利回りは下がるのです。
おばあの会社の利回りは急激に低下し、人気が高いことがわかります。
バア「日本の主食がきびだんごになる日は近い!そうなると、わしが支配者じゃ!」
しかし、おばあの栄光はいつまでも続くものではありませんでした。
金融ショックでは株式も債券も下落する
それは、約10年ごとに起こる金融ショックが原因でした。
おばあの債券利回り(青)と株価(緑)を見ると、逆相関になっていることがわかります。
利回りが上がることは、債券の価格が下がっていることを意味します。
つまり金融ショックでは株式も債券も一斉に下落しているのです。
おばあの会社も金融ショックで大打撃を受けました。
バア「まずい!投資家にきびだんごを食べさせろ!債券を売らせるな!
おばあは金融ショックをきびだんごで乗り越えてきました。
しかし、金融ショックのたびにサプライチェーンが壊滅的になり、苦しい戦いが続きました。
現在、おばあのきびだんごは某県のおみやげで止まっています。
バア「いつか、きびだんごを日本の主食にして、支配したるからな・・!」
おばあの野望はまだまだ続くのでした。
債券はお金持ちが好きな商品
今回はおばあのきびだんご工場を使って、債券を説明しました。
債券はお金持ちが好きな投資商品です。
なぜなら、安定した利回りがあって、仮に倒産しても資金が回収できる可能性があるからです。
すでに大きなお金があって、利回りだけで暮らしていけるタイプが好むといえます。
一方、少額で長期投資をする場合、本当に債券が必要なのか考える必要もあります。
株式の方が期待リターンが高いためです。
余剰資金を投資するなら、期待リターンが高いほうが好ましいでしょう。
わたしは、老後まであと20年あるなら、外国株式インデックスファンドを8割、金を2割としたポートフォリオで十分だと思います。
※自分のリスク許容度に合った資産運用をしましょう。
まとめ
今回は債券について説明しました。
- 債券は企業や政府等が投資家から資金を募るために発行する。
- 債券の価格が上がると利回りは低下する
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