親世代の常識は疑え!現代の金融政策を鬼ヶ島で解説します
2024-07-13 by 内田裕之
こんにちは。
投資で老後資産づくりに励むうっちゃんです。
7月は暑いですね、毎日アイスを食べています。
さて、生活にはお金が不可欠であり、お金は経済と密接な関係があります。
そこで、今回は現代の金融政策について説明します。
この記事は内容に広告・プロモーションを含みます。
デフレこそ最も解決すべき課題

今回は桃太郎に出てくる鬼ヶ島をテーマにお話します。
鬼ヶ島は海に浮かぶ孤島であり、一つの国として成り立っています。
島には鬼がたくさん住んでおり、鬼ドルという通貨を使って経済を回しています。
景気もよく、鬼たちの生活も豊かでした。
オニ「今日もよく働いた!毎日が楽しいなあ♫」
ある日、日本から桃太郎たちがやってきて鬼ヶ島を襲撃しました。

あらゆる宝飾品が奪われ、工場やお店もたくさん破壊されました。
キジ「ヒャッハー!世紀末だぜえ!」
オニ「や、やめてくれー!」
桃太郎たちが帰った後、鬼たちは数年かけて工場やお店を直しました。
しかし、鬼たちにはトラウマが残りました。
オニ「いつ桃太郎たちが島に来るかわからない。。いざとなったら島を出る覚悟も必要だし、鬼ドルは使わずに貯蓄しよう。」
鬼たちが鬼ドルを使わなくなると、お店は物が売れなくなりました。
店オニ「どうにか物を売らないと生活できない。。値下げするから買ってください!」
しかし、いくら値下げしても鬼たちは買ってくれません。
物が売れないなら作る必要がないので、工場も止まります。
ついには大量解雇が始まり、失業鬼が島にあふれました。
オニ「仕事がないから鬼ドルを稼げない。。借金も返せないから、もう奪うしかない。。」
オニ「こうなったのはアイツらのせいだ!ぶっ◯してやる!」
失業鬼数の増加に伴い、犯罪数も増加していきました。
このように鬼ヶ島はデフレに陥ったのでした。
デフレ対策①:金利の低下による経済活動の促進

鬼ヶ島のデフレを解決するべく、一人の男が立ち上がりました。
そう、おじいです。
ジイ「わしが桃太郎を送り込んだから、鬼ヶ島が大変なデフレに陥ってしまった。なんとか解決してあげないと・・!」
おじいは日本から鬼ヶ島に渡り、中央銀行の頭になって金融政策を担当しました。
まず取り組んだのは、金利の引き下げです。
ジイ「中央銀行から民間銀行に貸す鬼ドルの金利を下げよーわい。」
この金利が下がれば、民間銀行は低い金利で会社や個人に鬼ドルを貸せるようになります。
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おじいは景気を見ながら金利を下げました。
会社は積極的に鬼ドルを借りて、工場を大きくしたり、鬼たちを雇ったりしました。
オニ「仕事がある!ありがたい!でも、いつ不景気になるかわからないし、鬼ドルは貯めておかないと・・・。」
景気はやや良くなったものの、鬼たちの鬼ドルを貯め込む傾向は変わりませんでした。
ジイ「鬼たちのデフレマインドをどうにかしないと・・。」
おじいは新しい金融政策を考えました。
デフレ対策②:国債や社債の買い入れによる経済活動の促進
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おじいは、リフレ理論を学び、インフレ率と失業率に逆相関があることに着目しました。

ジイ「インフレ率が2%近傍で失業率が極小値をとる。犯罪を減らすには失業者をなくすこと、ひいてはインフレ率2%の達成が必要じゃ!」
そこで、おじいは大量に鬼ドルを作りました。
ジイ「大量の鬼ドルを鬼たちに配って、たくさん使ってもらおう!目標はインフレ率2%だ!」
そして、その鬼ドルを使って、国債や社債を大量に買い入れました。

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オニ「鬼ドルが簡単に手に入る!これは使わないと損だ!」
鬼たちのデフレマインドはなくなり、積極的に物を買うようになりました。
物が不足すれば工場は鬼たちを雇って、物をたくさん作りました。
鬼たちは仕事を手に入れ、たくさん働きました。
そして、おじいは景気が悪くなるたびに鬼ドルを大量に作りました。

これこそ、おじいの量的金融緩和です。
こうして鬼ヶ島の景気は回復し、鬼たちは幸せに・・・。
・・・
といきたいところですが、この金融政策には1つだけ副作用がありました。
それは、鬼ドルの価値が低下することです。
インフレ率2%を維持することは、物価が2%上昇することを意味します。
例えば、鬼たちの老後生活はどうなるでしょう?
オニ「若い頃から貯金してきたけど、老後は生活費が上がって苦しい・・。」
鬼たちが安心して老後を過ごすにはどうするべきか・・・!
つづく。
現代はゆるかなインフレが進行する時代
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今回は鬼ヶ島を舞台にお話しました。
データはすべてアメリカの経済指標を使いました。
(参考:FRED)
量的金融緩和は、アメリカや欧州、中国などでは2008年から、日本では2013年から行われています。
つまりお金のルールが変わっているのです。
自分の生活を守るためには正しい経済知識が必要です。
そのためには、自分で調べるか、信頼できるファイナンシャルアドバイザーが必要です。
いま一度、将来を考えてみませんか?
まとめ
今回は現代の金融政策について話しました。
- 不景気になればお金を大量に発行する量的緩和策を取っている。
- これは景気の底上げをするが、同時にお金の価値が下がる。
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