【知らないと損】2023年にレバナスに投資してはいけない理由
2023-01-06 by 内田裕之
- 「2023年のレバナスはどうなる?」
- 「投資で損をしたくない!」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
こんにちは。
レバナス投資に消極的なうっちゃんです。
近年Twitterでレバナス投資が話題になっています。
でも、プログラミングで分析した結果、2023年はレバナス投資が残念な結果で終わる可能性が高いことが分かりました。
この記事では2023年にレバナスに投資してはいけない理由を紹介します。
資産形成に役立つと嬉しいです。
この記事は内容に広告・プロモーションを含みます。
レバナスとは?
レバナスとはレバレッジを効かせたNASDAQ100です。
(参考:NASDAQ100特集)
NASDAQは米国にある世界最大級の新興企業向け株式市場です。
中でもNASDAQ100は時価総額上位100銘柄(金融除く)に絞り込まれており、大型ハイテク銘柄中心となっています。
過去に大きな投資リターンをもたらしたことから、さらにレバレッジを効かせることで莫大な利益が期待できるとTwitterで話題になっています。
まずはNASDAQ100の特徴を解説します。
構成銘柄
NASDAQ100はNASDAQに上場している時価総額上位100銘柄(金融除く)を対象とする時価総額加重平均型の株価指数です。
2021年12月末時点における上位10銘柄は以下のとおりです。
- アップル
- マイクロソフト
- アマゾン・ドット・コム
- メタ・プラットフォームズ
- テスラ
- エヌビディア
- アルファベット(クラスB)
- アルファベット(クラスA)
- ブロードコム
- アドビ
過去のリターン
1985年1月から2023年1月までのNASDAQ100とS&P500のリターンを比較したのが下図です。
緑色がNASDAQ100、青色がS&P500です。
NASDAQ100は140倍を超えており、S&P500より圧倒的に高いリターンを出しています。
レバレッジをかけることでさらなるリターンが期待できるといわれ、Twitterで人気の投資先になっています。
投資できる商品
レバレッジを効かせたNASDAQ100に投資できる商品としては、例えば以下の投資信託があります。
他にもベア型やドルベース、円ベースの商品も多数あります。
レバナスをおすすめしない理由
非常に高いリターンが期待できるレバナスですが、私は2023年に投資することはおすすめしません。
その理由を解説します。
ハイテク株が割高すぎるから
NASDAQは米国にある世界最大級の新興企業向け株式市場であり、ハイテク株を多く含むのが特徴です。
一方で、ダウ平均は世界的な大企業のみで構成されており、ハイテク株の比率が低くなっています。
ここでダウ平均とNSADAQの比率を分析します。
緑色はダウ平均をNASDAQで割った指数、青色は50日移動平均線、赤色は200日移動平均線です。
指数が上昇すればダウが優位、下落すればNASDAQが優位です。
2021年に指数は最低水準まで落ち込み、NASDAQは割高であることが分かります。
2022年から指数は上昇を始めていることから、今後はダウ平均がNASDAQをアウトパフォームすると予想します。
金利が上がるから
ハイテク株などのグロース株は金利に弱い特徴があります。
将来の利益が見込まれて投資されているので、金利が上がって借入コストが高まると企業業績の悪化が懸念されるためです。
さらに米国の10年債利回りを見ると、1980年から続く下落トレンドが崩れた可能性があります。
今度も金利が上がるようであればさらにハイテク株を多く含むNASDAQは不利な状況が続きます。
大型ハイテク株を中心に絞り込まれたNASDAQ100はさらに不利な時代になると思います。
まとめ
この記事では2023年にレバナスに投資してはいけない理由を紹介しました。
- ハイテク株が非常に割高になっているから。
- 金利の下落トレンドが崩れた可能性があり、ハイテク株に不利な時代になるから。
もし投資先を探しているのであれば金(ゴールド)がおすすめです。
その理由を解説しましたので、以下の記事をご覧いただけますと幸いです。
(参考:ロバートキヨサキが「2023年に金(ゴールド)は2倍に値上がりする」と予想した理由とは?)
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ここまで読んでいただきありがとうございます。