○この記事で伝えたいこと。
- ベストな保険の選び方を身につけるなら、後田亨+永田宏の「いらない保険」がおすすめ。
- 必要保障額の考え方、公的保障の内容、保険の注意点について、シミュレーションを交えて紹介されている。
- これからの社会人には必携の本です。
こんにちはー、ウチダです!
今回はベストな保険の選び方が身につく本を紹介します。
「いらない保険」後田亨+永田宏
おすすめ度:★★★★★(5/5)

図1 「いらない保険」後田亨+永田宏
保険に入る前に必要な考え方はブログでも紹介しているので、ぜひご覧ください。
(参考:保険に入る前に必要な考え方とは?)
ベストな保険選びには必要保障額が必要。


保険って種類が多いよね〜。
似たような保険がたくさんあって、本当に必要なものがわからないよ〜。
学校では保険の話を教えてくれませんし、病気や怪我で働けなくなったときのことを考えると不安になります。
ネットを見ても、保険は必要論と不要論のどちらもあって、入るべきか悩んでしまいます。

病気や怪我で働けなくなったら生活に困るでしょ?
保険は必要じゃないの?
実は、保険は必ずしも必要ではありません。
病気や怪我で働けなくなったときに、損失を貯金や公的保障でカバーできない場合は、保険に入る必要があります。
このときの考え方を必要保障額といいます。

保険に入る前に必要保障額をしっかり考えることで、必要最小限の保険を適切に選ぶことができます。

えー、計算が難しそう。
それに、必要保障額を考えるのに時間が必要だし、忙しくて難しいよ〜。
社会人になると、時間を作って勉強するのは難しいでしょう。
そこで、ベストな保険の選び方が読むだけで身につく本を紹介します。

本を読むぐらいならできるかも〜。
どんな本なの?
読むだけでベストな保険の選び方が身につくおすすめの本

今回紹介する本は、後田亨+永田宏の「いらない保険」です。
まずは著者の紹介をしますね。
著者の紹介
- 後田亨(うしろだ・とおる)
- オフィスバトン「保険相談室」代表。
- 1959年生まれ。長崎大学経済学部卒業。
- アパレルメーカー勤務を経て日本生命に転職、営業職を約10年勤める。その後、複数社の保険を扱う代理店に移る。
- 2012年、営業マンと顧客の利益相反を問題視し独立。独自の視点から情報発信を続けている。
- 「「保険のプロ」が生命保険に入らないもっともな理由」(青春新書プレイブックス)
- 「生命保険の罠」(講談社+α文庫)ほか、著書・メディア掲載多数。
- (参考:東洋経済ONLINE、後田亨:リンク)
- 永田宏(ながた・ひろし)
- 1959年、東京都に生まれる。長浜バイオ大学メディカルバイオサイエンス学科教授・学科長。
- 1985年、筑波大学理工学部研究科修士課程修了(理学修士)。オリンパス光学工業株式会社(現・オリンパス株式会社)、株式会社KDDI研究所、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授などを経て、2009年より現職。
- 専門は医療情報学・医療経済学。
- 2005年、東京医科歯科大学から博士(医学)を授与される。
- 「販売員も知らない医療保険の確率」(光文社ペーパーバックスBusiness)など著書多数。
- (参考:マネー現代-現代ビジネス、永田宏:リンク)
後田亨は保険営業のプロ、永田宏は医療情報・経済のプロです。

保険商品を売る側の人と、医療の情報や経済に詳しい人が一緒に本を作ったって感じね〜。
次にどんな本なのか、主な内容を説明します。
本の主な内容
本の帯にはこんなことが書かれています。
- 老後の医療費、介護費用や生活費を確保する目的で、民間のさまざまな保険に加入しようとする人が大勢います。
- しかしその保険、本当に頼りになるのでしょうか。
- いまや「人生100年時代」。50歳のAさんが終身医療保険に加入したとしても、保障が必要になるのは30年後、40年後かもしれません。
- その間に医療そのものが大きく変わってしまうはず。
- 保険は、契約した時点で保障内容が決まってしまい、約款に書かれていないことには対応してくれません。「保険は陳腐化する」という現実を意識する必要があります。
- いつまでも「いいカモ」で居続けるわけにはいきません。今こそ保険を根本的に見直し、要らない保険を捨てて身軽になる時機に来ているのです。
ぼくが気になったのは、「保険は陳腐化する」というキーワードです
「いま保険に入っても、将来病気になって保険金をもらうときには、ベストな保険ではない可能性がること!?」って考え、この本を手にしました。

わたしは人生100年時代に必要な保険の考え方っていうのが気になるな〜。
本には次のような項目が書かれています。
- 保険に入る前に必要な考え方
- 健康保険(公的保険)
- ガン保険
- 介護保険
- 貯蓄型保険
- 保険をどうするべきか

この本はどういうところがよかったの?
おすすめのポイント
ぼくがこの本を読んでよかった理由は、以下の点です。
- 人生100年時代に必要な保険の考え方が非常に合理的でわかりやすい。保険が陳腐化すること、医療の進歩によって保険が時代遅れになることなど。
- 健康保険の内容を詳しく説明した後に民間保険の話があるので、必要保障額を意識しやすい。
- 病気になる確率、入院日数など具体的な数字を使ってシミュレーションがされており、必要なお金をイメージしやすい。
- 幅広い保険の種類(がん、介護、貯蓄型など)を説明しており、さらに保険をどうするべきかまで書いてあるので、行動に移しやすい。
民間保険のデメリットを説明した上で、保険をどうするべきかまで説明しているところが一番よかったポイントです。

デメリットだけ伝えられても、どうしたらいいかわからないもんね。
次にどうするべきかまで説明してくれるとうれしいね〜。
ぼくも、保険に入る前に必ず目を通す本です。
これからの社会人には必携の本です。

ネットで探してみよ〜。
まとめ
読むだけでベストな保険の選び方が身につく本として、後田亨+永田宏の「いらない保険」を紹介しました。
保険は人生で2番目に高い買い物といわれています。
必要最小限で、ベストな保険選びを身につけるために一度読んでみませんか?
ここまで読んでくださりありがとうございました。^^