こんにちは、ウチダです。
寝ててもお金を稼ぐ仕組みができたら夢みたいですよね。
実は仮想通貨のマイニングがその夢を実現できるんです!
前回の記事でマイニングの仕組みや報酬予想のやり方を紹介しました。
(参考:仮想通貨のマイニングは個人でも稼げる?仕組みと収益予想のやり方を紹介します)
今回は仮想通貨のマイニング機材を紹介します。
目次
個人が仮想通貨のマイニングを始めるのにはパソコンとマイニングソフトが必要

マイニングでは、自分のパソコンを仮想通貨の運営に関わらせることで報酬を得ることができます。
マイニングに必要なのはグラフィックボードを搭載したパソコンと、マイニングソフトです。
マイニングソフトはNiceHash Minerなど、ネットからダウンロードして無料で使えるソフトが多数あります。
インストールから設定方法までは別の記事で紹介します。
今回はパソコンについて紹介します。
仮想通貨のマイニングを始めるのに必要なパソコン機材

上図は私がマイニングを始めるために購入した機材です。
総額27万円ほど
自作PCが初めてだったので、余計なものを買ったり間違ったものを買ったりして大変でした。
一方でパソコンの仕組みがよく分かるので、初心者におすすめの(自己)投資になります。
具体的に何を買えばいいのか、失敗談を交えながら紹介します。
マイニング機材1:マザーボードを購入しよう

マザーボードはすべてのパーツを接続する重要な基板です。
マザーボードの性能はマイニング報酬に直結しないので、最新の製品でなくて大丈夫です。
気をつける点は、グラフィックボードを取り付ける拡張スロットの数とレイアウトです。
複数枚のグラフィックボードを使用する場合、以下の点をチェックします。
- 同時にスロットを使用できるのか?
- 物理的に搭載できる配置になっているのか?
PCI Express x16形状のカードが挿せるスロットがあるとよいでしょう。(下図)

私が使っているのはASUS Intel PRIME Z390-P【ATX】です。
Z390-Pはグラフィックボードを6枚までセットできます。
マザーボードを選んだらパーツ対応をチェックします。
CPUソケット | LGA 1151 |
対応プロセッサ | Intel Socket 1151 9th / 8th Gen Intel Core, Pentium Gold and Celeron Processors |
RAMメモリ技術 | DDR4- 4266(O.C.)/4133(O.C.)/4000(O.C.)/3866(O.C.)/3733(O.C.)/3600(O.C.)/3466(O.C.)/3400(O.C.)/3333(O.C.)/3300(O.C.)/3200(O.C.)/3000(O.C.)/2800(O.C.)/2666/2400/2133 MHz |
マザーボードによってCPUやメモリの対応が異なるそうです。
私は失敗しました。
古いノートパソコンを分解してCPUとメモリを取り出して流用しようと考えていましたが、
全く合わないことに気づいて、買い直しました。
マイニング機材2:CPUを購入しよう

CPUはパソコンの頭脳です。
Windowsなどのシステムや、アプリやソフトなどを動かす時に、実際の計算処理を行ってくれるもの。
マイニング報酬に直結しないので、安価なCPUでOKです。
私はINTEL Core i3-9100F CPU 4コアを購入しました。
CPUクーラー(ファン)は付属しています。
マザーボードのソケットと世代がCPUと対応していることを確認しましょう。
実はCPU選びでも失敗しました。
コストを下げようと思い、中古のCPUを購入しました。
マザーボードのCPUソケット(LGA1151)に合った商品を買ったので大丈夫と思っていたら。。
マザーボードにCPUをセットして電源を入れると、数秒で電源が落ちる。。
おかしい、おかしいと妻に言いながらネットで調べると
中古CPUは第7世代、マザーボードZ390-Pは第8、9世代に対応。
CPUには世代があり、マザーボードの対応世代と異なると動かないそうです。
CPUを買い直すことになり、時間とお金を浪費しちゃいました。
マイニング機材3:メモリを購入しよう

メモリはCPUが処理するときにデータを一時的に保存するパーツです。
マイニング報酬に直結しないので、安価なものでOKです。
私はデスクトップPC用メモリ PC4-21300(DDR4-2666) 8GB×2枚を使っています。
メモリの規格がマザーボードに対応していることを確認しましょう。
マイニング機材4:グラフィックボードを購入しよう

グラフィックボードはパソコンの画面をディスプレイに表示するためのパーツです。
グラボ、GPU、ビデオカードなどとも呼ばれます。
マイニング報酬に直結するので、非常に重要です。
グラフィックボードごとの収益予想はNiceHash Minerのサイトで試算できます。
収益予想の方法は前回のブログで解説しています。
(参考:仮想通貨のマイニングは個人でも稼げる?仕組みと収益予想のやり方を紹介します)
私は2つ購入しました。
MSI GeForce GTX 1660 SUPER
MSI GeForce RTX 3060 Ti LHR
1660superはエントリークラス、3060Tiはミドルクラスです。
初めての自作PCなので、初期投資は抑えたいと思い、
10万円以下のグラフィックボードを購入しました。
失敗談をオープンにすると、LHRのグラフィックボードを買ってしまったことです。
実はLHRはマイニング性能を制限している商品だったのです。
(参考:GeForce カードをゲーマーの手に行き渡るようにする更なる措置)
せっかく8万円も出したのに機能制限がかかっていたとは。。
ただ、マイニングソフトでこの制限を解除する方法があるので、
全く使えないというわけではありません。
また、グラフィックボードを3つ以上使用する場合はライザーケーブルが必要です。
私の場合、グラフィックボードは2つなのでライザーケーブルは不要だと買った後に知りましたが。。
今後もっとマイニングするときに備えた先行投資ってことにしておきます・・!
マイニング機材5:SSD/HDDを購入しよう

HDDやSSDはパソコンのシステムやファイルなどのデータを保存するための入れ物です。
- SSDは速いが高い。
- HDDは遅いが安い。
とそれぞれ一長一短があります。
最も顕著なのはパソコンの起動時間ですね、SSDは10秒で起動します。
私は古いノートパソコンを分解してSSDを流用しました。
もし新品で買うならSSDがおすすめです。
新品の場合はWindowsも入っていないので、インストール用のソフトの購入も必要です。
マイニング機材6:フレームを購入しよう

普通のデスクトップパソコンなら専用のケースを使いますが
マイニングではただのメタルラックでも大丈夫です。
私はマイニングリグフレームを購入しました。
マイニング向けなのでたくさんのグラフィックボードを搭載できます。
今後マイニングを積極的にしたいなら、先行投資しても良いと思います。
あと、スイッチが必要です。
マザーボードには金属のピンはありますが、ボタンがありません。
感電に注意しながら配線するのは素人には難しいので、
数百円でボタンを買ったほうが楽です。
マイニング機材7:電源ユニットを購入しよう

電源ユニットは家庭のコンセントから供給される交流100Vを、
パソコンのパーツが必要とする直流の12Vや5Vといった電圧に調整して出力するためのパーツです。
マザーボードがATXというタイプなので、ATX規格の電源ユニットを選びます。
注意点は電源の大きさです。
550W、750W、1200Wなどさまざまな容量の電源ユニットがありますが、
パーツ構成に見合った容量の電源ユニットを選ぶ必要があります。
必要な電気容量を計算するには、以下のサイトが便利です。
電源ユニットは出力50%ぐらいのときが最も効率よく出力できるため、
搭載するパーツの消費電力を合計して、その倍ぐらいの容量の電源ユニットを選択するのがセオリーです。
私はCoolerMaster V1200 Platinum を使用しています。
私がおすすめしている自作PCは540W程度ですが、
今後グラフィックボードを追加する可能性もあります。
そこで、やや大きめの1200Wの電源ユニットを選択しました。
また、注意点があります。
電源ユニットには配線が付属しています。
マザーボードやグラフィックボード、CPU、SSDとつながる配線ですが、
使用するパーツによっては追加で購入したりする必要も出てきます。
私がおすすめした商品は追加購入はありませんが、自分で選ぶ際は注意が必要です。
マイニング機材8:周辺機器を購入しよう

あとは付属品ですね
すでに持っているものがあれば必要ありません。
まずはモニターです。
マザーボードとモニターをつなぐHDMIケーブルも必要です。
次にキーボードとマウスです。
ネットにつなぐためのLANケーブルも必要です
Windowsのパッケージはインストール用のUSBメモリが付属したタイプが良いでしょう。
以上がマイニングに必要な機材です!
自作PCが初めての方はここまで揃えるのもひと苦労ですよね。
父がもともとITエンジニアなので、話を聞いたのですが
いまどきは自作PCよりも既成品の方が安いそうです。
たしかに〜と思いつつ、あえて自作したことでパソコンの知識が深まって良かったと思います。
また、フェイスブックなどで知人などにたくさん助けてもらいました。
助けてくれる人がいることを知れたのもよい経験でした。
次回はマイニング機材の組み立てについて、失敗談を含めながら紹介したいと思います。