○この記事で伝えたいこと。
- 必要保障額を知るためには公的保障を知る必要がある。
- 公的保障はかなり手厚い制度。
- 公的保障を勉強してから保険に入るか考えよう。
こんにちはー、ウチダです!
今回は保険に入る前に健康保険を勉強する必要性を説明します。
保険に入る前に公的保障を勉強する。

いま、どんな保険に入っていますか?

自動車保険、医療保険、個人年金保険に入っているよ〜。
人生にはリスクがつきものなので、いくつか加入してますよね。
ただ、その保険は必要保障額を意識して加入することができていますか?
(参考:必要保障額とは?)
仮に保険で病気やけがのリスクに備える場合、必要保障額は次のように考えます。
必要保障額=家族が今後も生活する上で必要なお金ー(貯金+国などからもらうお金(公的保障))

必要保障額を知るためには公的保障を知る必要があります。
そこで、保険に入る前に公的保障を勉強しましょう。

公的保障って、どんな制度があるかな〜。
健康保険は保障が厚い!

今回は公的保障として健康保険を見ていきます。
- 健康保険は病気や怪我、出産や死亡といった事態に備える公的な医療保険制度です。
- 日頃から働く人と事業主がお金を出し合い、必要な医療や現金を給付して生活上の不安を少しでも取り除こうという助け合いの精神に基づいた制度です。
- 日本では全員が何らかの公的医療保険制度に入ることが義務づけられています。
健康保険は国民全員が入ることが義務付けられている、公的な医療保険制度です。
では、自分が病気や怪我をして治療を受けた場合にどのような保障があるのか見ていきましょう。
高額な治療費を払ったときは高額療養費で払い戻しを受ける。
高額療養費とは、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。

(出典:全国健康保険協会、高額な医療費を支払ったときは高額療養費で払い戻しが受けられます。:リンク)
もし治療費が高額になった場合、自己負担限度額を超えた分があとで払い戻されます。

お金はいくら返ってくるの?
自己負担限度額は標準報酬月額(おおまかにいうと毎月の給料)で決まっています。

(出典:全国健康保険協会、自己負担限度額とは:リンク)
(参考:日本年金機構、標準報酬月額は、いつどのように決まるのですか。:リンク)
例えばぼくは標準報酬月額が20万円なので、区分エに当てはまります。

50万円かかる治療を受けても、自己負担は57,600円ってすごいですよね。

50万円分の治療を受けたのに、支払いは5.7万円で済むってすごいね!
さらに過去1年間に3回以上の支給を受けた場合、4回め以降は表1右側の多数該当が適用され、自己負担額が下がります。
高額療養費はすごく助かる制度なのです。

ありがたや〜。
ただし、入院時に個室ベッドを希望した場合にかかる差額ベッド代や食事にかかる費用は高額療養の対象外となるので注意が必要です。
病気やけがで働けないときは傷病手当金。
- 傷病手当金は、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度で、
- 病気やけがのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。
- 傷病手当金は、被保険者が病気やけがのために働くことができず、会社を休んだ日が連続して3日間あったうえで、4日目以降、休んだ日に対して支給されます。
- (出典:全国健康保険協会、傷病手当金:リンク)
傷病手当金は仕事以外での病気やけがのために会社を休み、給料がもらえないときに健康保険からお金が支給される制度です。
支給されるお金は1日あたりで計算され、だいたい毎月の給料の2/3を日割りにした金額です。

(出典:全国健康保険協会、傷病手当金:リンク)

具体的にいくらもらえるの?
標準報酬月額の平均が20万円とすると、1日あたり4,444円ほどになります。
1ヶ月入院したとすると、約13万円支給される計算になります。

働けないときにお金をもらえるのはありがたいね〜。
このように健康保険はかなり手厚い制度なのです。
まとめ
必要保障額を知るには公的保障を勉強する必要があること、公的保障はかなり手厚い制度であることを説明しました。

毎月健康保険料を支払っているし、使い切らないともったいないね〜。
今回取り上げた制度の他にも多数ありますので、ぜひ健康保険を勉強して使いこなしましょう。
保険に入るのは健康保険を知ってからです!
ここまで読んでくださりありがとうございました。^^