○この記事で伝えたいこと。
- 借金は自分の負債となり、貸した人の資産となる。
- 借金をすることでお金を得る過程をスキップできる。
- 借金をして得たものが資産か、単なる消費かを見極める力が大事。
こんにちはー、ウチダです!
今回は金融リテラシーにおける借金の意味を説明します。
借金の本当の意味は?


ウチダくんは、借金あるの?
ありますよ〜。
学生時代に奨学金として200万円を借りて、いまも毎月返済しています。

金融リテラシーでは借金をどう考えるの?
金融リテラシーでは、お金の状態を管理するためにバランスシートを書きます。
借金は将来にわたってぼくの財布からお金をとっていくため、バランスシートの負債に入ります。
(参考:バランスシートとは?)
ぼくの場合、お金の動きは図1のようになります。

ちなみにお金を貸した側のお金の動きはどうなるのでしょうか?

ぼくの④返済金はお金を貸した人の収入となり、その後資産の欄に入ります。
お金を貸した人にとって貸付金は資産なのです。

誰かの負債は、別の人の資産ってことね〜。
借金はお金を得る過程をスキップするもの。


そもそも借金って、どんな意味があるの?
例えば、家がほしいサラリーマンがいるとします。
家を買うには数千万円のお金が必要なので、借金をしない場合はお金を貯めるのに長い時間がかかります。
家を買うときにはおじいちゃんになっているかもしれません。
一方で、借金をした場合はすぐに家を買うことができます。
借りたお金は、今後働きながら返すのです。

家を買う例では長い時間をかけてお金を得る過程を飛ばして、先に家を買ってからお金を返しています。
つまり借金をすることはお金を得る過程をスキップしているのです。

ほしい物や必要な物を先に買ってから、あとでお金を払うってことね〜。
借金をして得るものが資産か、単なる消費かを見極める力が大事。

この借金をすることには良いも悪いもないです。
問題は、借金をして得るものです。
借金をしたことがある人は、その借金にはどういう目的がありましたか?
ぼくの奨学金は学校を卒業して、会社に就職して安定、かつ良い給料を得ることでした。
一方、ほしいものを買いたかったからという理由の人もいるかと思います。
車、住宅、ブランド物など生活する上でほしいものはたくさんあります。
このようにお金を借りるという行為は同じでも、さまざまな目的があるといえます。
問題はその借金で得たものが、将来にわたって利益をもたらすものなのか、単に消費するものなのかという点です。

良い借金はお金を借りて資産を買うことです。
負債はあるものの、資産から将来にわたってお金をもらうことが期待できます。
悪い借金はお金が支出として外に出てしまい、自分には負債しか残りません。
負債しか残らないのでお金がどんどん出ていきます。
金融リテラシーのローン分野における本質は、借金をして得るものが資産か単なる消費なのか見極める力なのです。

資産か消費か見極める力が大事なのね〜。
まとめ
今回は金融リテラシー向上のために借金の意味を説明しました。
また、バランスシート上でお金がどう動くのか図で示しました。
借金をして何かを得るときは必ず資産か消費かを見極めて、バランスシートの上でどう動くのか考えてから契約することが大事です。

まずはバランスシートの書き方をマスターしないとね〜。
ここまで読んでくださりありがとうございました。^^