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ビットコインと金利の関係をPythonで分析した話

こんにちは、ウチダです。

今回はビットコインの分析です。

ビットコインは仮想通貨の代表であり、

通貨としての機能しか持ちません。

さらにマイニング報酬が4年毎に半減するので

価値保存の資産として、

デジタルゴールド

とも呼ばれています。

今回はビットコインと金利の関係をPythonで分析します。

ビットコインは金利に弱い?Pythonで分析しよう

ビットコインは金利に弱い?Pythonで分析しよう

ビットコインは保有するだけでは利息を生まないので

金利に弱い

と言われています。

どういうことかというと、

金持ちは元本が大きいので

年利4%でも事足りるわけです。

できれば安定して運用できたほうがいい。

そうなると、債券が中心の運用になります。

債券は満期での利回りが保証されているので

安定して運用できるんです。

ただ、近年は債券の利回りが低下し、

年率4%を安定して運用するのが難しくなってきました。

米国10年債の利回り(FRED

そこで、株式や金など、リスク資産をもつことで

不安定ながらも利回りを大きくしようとしています。

このとき、債券の利回りが高ければ、

わざわざ不安定なリスク資産をもつ必要はありませんよね?

安全資産として知られる国債の利回りが高くなれば

リスク資産が売られ、国債が買われます。

したがって、リスク資産の株式や金は価格が下がりやすくなります。

ビットコインもリスク資産なので、

国債の利回りが上がれば、ビットコインの価格も下がると予想されます。


そこで、Pythonで分析して検証しました。

from pandas_datareader import data
import pandas as pd
from pylab import mpl, plt
import numpy as np
import datetime
plt.style.use('seaborn')
mpl.rcParams['font.family'] = 'serif'
%matplotlib inline

start = '2019-01-01'
end = datetime.date.today()

btc_df = data.DataReader('BTC-USD', 'yahoo', start, end) 
btc_close = btc_df['Close']
btc_date = btc_df.index

int_df = data.DataReader('DGS10', 'fred', start, end) 
interest = int_df['DGS10']
int_date = int_df.index

fig, ax1 = plt.subplots(figsize=(20,10))
plt.plot(btc_date, btc_close, label = 'BTC', color='g')
plt.ylim(0,70000)
plt.legend(loc=2, fontsize=18)
plt.xlabel('year', fontsize=18)
plt.ylabel('BTC close price(USD)', fontsize=18)
plt.tick_params(labelsize=18)
ax2 = ax1.twinx()
plt.plot(int_date, interest, label = 'DGS10', color='r')
plt.ylim(0,3.5)
plt.legend(loc=6, fontsize=18)
plt.ylabel('DGS10 percent(%)', fontsize=18)
plt.tick_params(labelsize=18)
plt.savefig("BTC_interest.png")

できあがったグラフがこちらです。

ビットコイン価格と米国10年債の利回りとの関係

緑がビットコインの終値、

赤が米国10年債の利回りです。

国債の利回りが下がった後にビットコイン価格は上昇しています。

いわゆる逆相関で、

仮説のとおりと言えます。

ただ、最近は国債利回りが上昇してもビットコイン価格も上昇する局面があり、

仮説と矛盾する面もあります。


そこで、最大値で割って、比率で比べてみます。

re_btc_close = btc_close / btc_close.max()
re_interest = interest / interest.max()

plt.figure(figsize=(20, 10))
plt.plot(btc_date, re_btc_close , label = 're_BTC', color='g')
plt.plot(int_date, re_interest, label = 're_DGS10', color='r')
plt.legend(loc=0, fontsize=18)
plt.xlabel('year', fontsize=18)
plt.ylabel('Ratio', fontsize=18)
plt.savefig("reBTC_interest.png")

できあがったグラフがこちらです。

色は先ほどと同じです。

2021年以降は国債利回りとビットコイン価格が連動しているように見えます。

やはり仮説とは矛盾しているように見えます。

私の考えではいくつかの理由があります。

  • リスク資産は1年〜1年半先の市況を予測して買われる傾向があること。
  • ビットコインの市場規模がまだ小さいこと。
  • 機関投資家がまだ本格的に参入していないこと。
  • 2021年から給付金を受け取った個人投資家の参入が増えたこと。

結論としては、国債利回りとの相関はあまり見られませんでした。

別の指標で分析できないか

引き続き調査します!


ビットコインの価格はいずれ上がっていくと思います。

PlanBのS2Fモデルでは、5年後に10倍まで値上がりするといわれています。

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ここまで読んでくださり、ありがとうございました。^^

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